ハルダーという社名の由来は?

ハルダーの社名由来は「ハルダー氏が創業したから」です。

創業

1930年、ドイツ、シュヴァーベン地方(ドイツ南部)のエンジニア、発明家であった、エルヴィン・ハルダー(Erwin Halder)が創業したことから社名がハルダーとなりました。エルヴィンは勤務先が自分の発明である「SIMPLEX・ソフトハンマー」に何の興味を示さなかったころから「だったら、自分で会社を作るしかない」という決意、起業します。創業製品はハンマーであり、現在でも「ハンマーのハルダー」として世界中で知られています。

拡大

1948年、標準機械要素部品、各種工具製造へと業務拡大をし、ドイツ国内外に販売組織の設立をします。この「標準機械要素部品」が現在の主力事業であり、革新的な製品開発力によってその名を知られるようになりました。以後、早世したエルヴィンに代わって妻、マリアが社長を務めた後、エンジニアである息子、ヴェルナーが1960年に入社、後に社長職を引き継ぎ、2000年に退任するまで経営を行います。

現在

現在のオーナー、経営者は創業者、エルヴィンの孫、4代目社長、シュテファン・ハルダーです。正式社名はERWIN HALDER KG(エルヴィン・ハルダー・カーゲー)*、現在でもハルダー家によって所有、経営がされています。シュテファンは2006年にエアバスドイツ社からのサプライヤー認定を受け航空産業への本格参入、2017年にWPR System社(クランプ製品)、PICARD社(鉄ハンマー)の二社買収と積極的にビジネスを拡大しています。

*ドイツではAG(Aktiengesellschaft/株式会社)、GmbH(Gesellschaft mit beschränkter Haftung/有限会社)が一般的で、KG(Kommanditgesellschaft)は合資会社と訳される会社組織になります。この会社組織は非上場家族経営会社に多く利用されています。

2018年、創業80周年を迎え、益々の事業発展に取り組んでいます。

エルヴィンが取得した特許認定証

現在の社屋