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油圧バイスASHシリーズ
油圧バイスとは
油圧バイスとは
油圧バイスは油圧駆動でクランプするマシンバイスです。
当製品は自動化を実現する次世代クランプ製品です。
ロボットが自動でワークを直接マシンバイスに載せて、マシンバイスが油圧にて開閉し、ワークを締め付けて固定します。
これまで、作業者が行っていた手締めや、ワークの取り置き作業を自動化できるため、省人化に大きく貢献します。
ワークサイズに応じて、口金仕様が変更可能、特注品もご相談に応じます。
口金をロボットのグリッパーで取り外せる機構のタイプがあり、口金の自動交換も自動化可能です。
油圧バイスの使用用途
油圧式自動化バイスは、全自動、もしくは半自動で金属加工をしたいユーザー様に適してます。
以下のような場面で多く使用されています。
- 1. 制御方法
協業ロボット、もしくは産業ロボットとバイスの制御を同期させて使用。ワークの搬送をロボットで行い、ティーチングはワークの大きさに合わせて実施。バイスの開閉は高圧(20MPa)の油圧制御。油圧の制御は油量もしくは時間管理にて実施。やりたい制御により油圧回路に任意の制御弁、パイロットチェック弁、接手、カップラーをを組み込む必要があります。 - 2.口金の交換
口金が複雑なロック機構がないため、ワーク搬送と共通のロボットハンドで交換できるのが最大の魅力。ロボットハンドの交換することなく、口金の交換が必要。 - 3. 位置測定センサー
内蔵されたセンサーにより正確な位置の測定が可能、フィードバック信号として利用することで正確なバイスの開閉制御が可能
導入によるメリット
- バイスがテーブルに固定となり、パレットチェンジャー不要
- フルオートメーションにて完全自動化対応
- 人手不足の時代にピッタリ
油圧バイスの原理・使い方
油圧バイスは、内部の油圧シリンダーを油圧複動式で制御します。
- 1.ワークの形状により口金をロボットがバイスに搬送して取り付け
- 2.バイスがワークのサイズに合わせて閉まる
- 3.ロボットがワークをセット、この時ワークに対して4mm程度の隙間を推奨
- 4.バイスがワークの本締めを実施
- 5.ワークがしっかりと固定されていることを確認し、加工を開始
- 6.加工完了後、クランプ解除 油圧複動式の解除圧を考慮し、高圧で解除しないこと
清掃とメンテナンス
定期的にバイスの可動部やシリンダーの点検を行い、作動油の汚れや漏れをチェックします。
ゴミや切粉が付着している場合は清掃するようにしてください。
特長
- ロボットとの高い親和性
- これ1台で幅広い使い方が可能な為、多種類のバイスが不要
- ストロークの長さが80mm
- オプションの位置測定センサーで開口幅を可変可能
仕様
ASH(油圧駆動タイプ センタリング固定)
自動化システムに最適
型式 | 口金幅(mm) | 締付力(kN) | 開口幅(mm) | 全長(mm) |
---|---|---|---|---|
ASH125 | 125 | 40 (160bar) | 20-248 | 322 |
※お客様の仕様によって決定いたします。詳しくは弊社までお問い合わせください。
動画
データシート
製品に関するお問合せはロームヘルドハルダー(株)までお問い合わせください。
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